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TCD Multilingual 2015

Emily Coughlan Role: Senior Freshman student of Business Studies and Spanish, Language Assistant with the Centre for Language and Communication Studies First Languages: Japanese, English Other Languages: Spanish, Irish Language: Japanese (Seapáinis) Family: Japonic Spoken in: Japan Speakers: 125 million 日本の一番北にある(アイルランドとほぼ同じ 面積の)島、北海道でアイルランド人の父と日 本人の母の間の娘として生まれました。二つの 人種をもって、成長するにつれてバイリンガル になりました。毎日の生活の中で二つの言葉( 日本語と英語)を使ってきているので、特別「 母語」と言うものはありません。父は私に英語 で、母は日本語で話しかけてきました、それは 今も同じです。そのおかげで住む場所が変わっ ても言葉の身に付き方に大きな違いはありませ んでした。両親共、語学の先生だったので他の 一般的なネイティブスピーカよりもそれぞれの 言葉についてよくわかっているので効果的に言 葉を覚えられたと思います。 二つの言葉を一度に覚える事が出来たけれど も、大変なことはなかったわけではありませ ん。よく二つの言葉を一つの文で混ぜてしまう ことがあって、英語だけ日本語だけで話すこと は難しかったです。そして今でも気を付けなが ら話しています。両親もお互いにそれぞれ自分 の言葉で話してしまう習慣があって、父は英語 で母に話し、母はそれに日本語で答えます。そ れでも会話は成立します。これは、普通の家庭 ではあまり見られない光景だと思います。 バイリンガルとして学んだことの一つとして、 各言葉にはそれぞれ言葉の背景の文化とその社 会の常識によって作られた人柄が言葉に現れま す。日本の社会と英語を話すアイルランドの社 会は全然違うのでそれぞれの言葉を使う時に話 し方が自動的に変わっているのが自分で分かり ます。礼儀と敬意を示すこと、それは日本語に 深く根ざしていて、それぞれの状況で普通の話 し方と敬語を使い分けます。英語では初対面の 人でも気軽な話し方をします。言葉を変えるこ とによって社交の姿勢も変わります。 バイリンガルであることによってより多くの人 と話し、関わり合うことが出来るようになりま した。ネルソン・マンデラ氏は、みんなが見落 としやすいバイリンガルの良い点の一つとして 次のように言っています:「その人が理解でき る言葉で話しかけると、その人の頭に入り、そ の人の言葉で話しかけると、それはその人の心 に届きます。」 この名言を忘れずに二つの言葉を大事に使って いきます。 8


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